セブン・シグネチャーズ(港区北青山3)は8月18日、2009年に完成予定のハワイの高級ホテルコンドミニアムで同社が日本での独占販売を手掛ける「トランプ インターナショナル ホテル&タワー ワイキキビーチウォーク」の概要を発表した。
セブン・シグネチャーズは、「Franc franc」「BALS」などのインテリアブランドを全国展開するバルス(渋谷区神南1)と独立系資産コンサルティング会社、レキシントン(千代田区)のジョイントベンチャーとして設立。国内販売を手掛ける同ホテルは、ワイキキビーチに近い「サラトガロード」と「カリアロード」の交差地区で進められている再開発エリア「ワイキキビーチウォーク」の一角に建てられるもの。物件の独占販売権はリゾート不動産会社のS&P デスティネーション・プロパティーズ(本社=カナダ・バンクーバー)が保有、開発はアイロンゲート(本社=米カリフォルニア州)が手掛ける。
建築面積は約72,000平方メートル。約105メートルのタワービルには客室約460部屋を完備するほか、レストラン、カフェなどの飲食店、フィットネスセンターやスパ、図書館、アウトドアプールなどの設備が揃う。オーシャンビューのロビーは利用者やゲスト向けに24時間態勢で開放し、全4階層の大型駐車スペースも設けられる。区分所有権として個別分譲された客室の各オーナーは、自身が使用しない期間中、ホテルの賃貸収入を得られるのが特徴。
セブン・シグネチャーズは9月4日、本社と同じ北青山3に専用のショールーム(TEL 0120-102-217)を開設。ホテルの世界観を表現した「ラウンジ風」のスペースで日本での販売活動を本格化させるほか、オプションとしてアジアンテイストのインテリアなど独自の空間演出も提案していく。
バルスによると、同事業に伴う支出額はおよそ40億円。同ホテルの国内販売を通じ米国での「バルス」ブランドの認知拡大を目指すほか、今後は日本でのホテル運営事業も視野に入れているという。(写真=ホテル完成イメージ)