渋谷の地下ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」(渋谷2、TEL 03-3400-0075)は8月19日より、アートワーク集団「ADAPTER(アダプター)」による企画展「ADAPTER 2nd EXHIBITION 『眩暈(めまい)』」を開催する。
グラフィックデザイナー、針谷健二郎さんによって2003年に設立されたADAPTERは、雑誌などのアートディレクションをはじめ、複合アートイベント「NWBA」やビジュアルフリーマガジン「Public/image. magazine(パブリックイメージ・マガジン)」の企画・運営を手掛けるなど各分野で注目を集める若手デザインチーム。これまでに手掛けた個展では、ギャラリー「ロケット」(昨年閉廊、今年1月に移転リニューアル)で「BEAMS-T」とともに開催した企画展(2004年3月)、パリ「Surface to Air」で開催した「More Than Human」(昨年10月)などがある。
国内では2回目となる今回の個展では、「眩暈」をテーマに約40点の新作を披露。デジタルコラージュの手法を取ったグラフィック作品を中心に、アートワークを鏡に転写した作品やシルクスクリーン、レリーフ風の立体作品などが展示される。今回の展示作品について針谷さんは、「特有の計算とサービスを必要とするコマーシャル・ワークとは違い、純粋に己の表現欲求に従った感覚的な創作活動の結果」とコメントしている。
入場無料。9月17日まで。©ADAPTER