NHK放送センター内にある「NHKふれあいホール」(渋谷区神南2)では8月14日より、「ヒマラヤ国際映画祭 TOKYO2006」が開催される。
オランダ・アムステルダムにあるNPO法人「ヒマラヤ・アーカイブ・ネーデルランド」の主催で2003年にスタートした「ヒマラヤ国際映画祭」は、アムステルダムの会場を拠点に、過去3年に渡ってヒマラヤに関する各国の映像作品を上映。オランダ以外での開催は今回が初となる。主催は同法人と財団法人NHKインターナショナル(渋谷区宇田川町)。
今回のテーマは、「ヒマラヤをきっかけに人間と自然の関係を再考する」。上映されるのは、ヒマラヤの山をパラシュートで滑空する「鳥人」を追った「ヒマラヤの空から」、エベレスト登頂を目指す盲目登山家のドキュメンタリー「盲目のクライマー」(写真)、山岳ガイドを生業とするヒマラヤの民族、シェルパ族の女性が慣習を破りエベレスト登頂に挑戦する「エベレストの娘たち」など全16作品。作品は、ヒマラヤ周辺の日常や文化、歴史的背景などを丁寧に描き出したドキュメンタリーが中心で、日本未公開作も含まれる。鑑賞料は1セクションにつき1,100円(前売りは1,000円)。
主催者側は「2006年は、日本人登山隊がヒマラヤ・マナスル峰の登頂に成功した1956年から50周年を迎える年。同祭を通じて地球環境問題を共に考えることができれば」とコメントしている。8月22日まで(18日は休み)。