7月20日、渋谷区桜丘町にある「SOMA CAFE（ソーマカフェ）」がレストラン「SOMA」（TEL 03-3462-6990）としてリニューアルオープンした。場所は以前と変わらず、渋谷駅西口、JR山手線の線路沿い近く。

　1999年11月にオープンしたSOMAカフェは、木目を基調にした温かみのある店内で煮物や味噌汁など和食をベースにしたメニューを提供し、若者を中心に人気を集めてきた。リニューアルは今年4月より段階的に行われてきたもので、メニュー、店舗デザインともに内容を刷新し同20日のグランドオープンとなった。

　スタッフ総出で改装作業を手掛けたという新店舗は、白を基調に古くからあるニューヨークのアパートをイメージしたもの。エントランスには、映画監督でもあるオーナーの石本靖幸さんこだわりのショーケースを設置し、メニューなど店からのインフォメーションを掲出している。椅子やテーブルなど店内のインテリアは家具職人の二村和広さんが担当した。二村さんが新たに立ち上げたブランド「beyondwoodcomfort（ビヨンドウッド・コンフォート）」の家具は店内でもオーダーできるという。店舗面積＝31.6坪、客席数＝約50席で、ともに従来と変わらない。

　リニューアル後はフードメニューも大幅に変更し、和・洋・中など分野を問わないオリジナルの創作料理を提供。客単価も3,500円と、これまでに比べやや高めの設定にした。メニューは、マッシュルームや生ハム、モッツァレラチーズを使った「やわらかいマッシュポテト」（1,480円）、「鴨とマンゴのポン酢ジュレ」（1,480円）、「季節の青野菜のクルミバターソース」（980円）など。アルコール類は、グラスワイン（赤・白ともに580円）や樽生ビール（600円）など食事に併せてメニューを拡充させた。

　同店スタッフの山本加奈子さんは、「リニューアル後は食事を楽しむ客が増え、年齢層も上がってきている」と話している。営業時間は12時～翌1時（金曜・土曜・祝前日のみ翌4時まで）。