Eマーケットプレイス事業を手掛けるウェブクルー(港区)は7月20日、中国を中心に700店舗以上を展開する大手火鍋チェーン「小肥羊(シャオフェイヤン)」の日本1号店を今秋、渋谷センター街に出店すると発表した。
中国の伝統的な鍋である「火鍋」は、真ん中で仕切られた鍋に白湯スープと辛味の赤い麻辣スープを入れ、ラム肉や牛肉をしゃぶしゃぶのようにくぐらせて食べる鍋料理。「小肥羊」は、漢方や香辛料など数十種類の健康食材を加えた特製スープを提供し人気を集めている。
ウェブクルーは同日付けで、「小肥羊」を展開する中国の内蒙古小肥羊餐飲鎖公司(本社=モンゴル・包頭市、以下「小肥羊総本店」)と共同出資で、新合弁会社「小肥羊ジャパン」を設立。新会社では、日本での店舗運営をはじめ、ウェブクルーの事業ノウハウを生かしブランディングや販促活動、EC販売などインターネットを活用した展開も積極的に行うという。
1号店は渋谷センター街の路面(渋谷区宇田川町)で、中古CDショップ「レコファン」(今年4月に閉店)跡に開く。店舗は1階・2階の2フロアで、店舗面積は約90坪。客席数は約130~140席を予定。メニューは、小肥羊総本店から派遣された調理師の協力により、本場の味に和食材を調和させた日本オリジナルの火鍋を提供する。
小肥羊ジャパンでは、2007年末までに首都圏で4~5店舗の出店を計画している。