自主映画コンペティションとなる映画祭「第28回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が7月15日より、渋谷東急(渋谷クロスタワー2階、TEL 03-3407-7219)で開催される。
1977年、新人映像作家の発掘を目的に渋谷でスタートしたPFFは、その後、日比谷・銀座エリアに開催場所を移していたが、昨年から18年ぶりに渋谷での開催を再開した。コンペ形式を採用したのは1988年(第11回)からで、これまでにも多くの映画監督を輩出するなど若手作家の登竜門としては国内最大級の規模を誇っている。
今回の入選作は応募総数726本の中から選ばれた全18作品で、入選作のうちすべてがオールビデオ作品となったのは同祭始まって以来のことだという。会期中は「PFFアワード2006」(コンペティション部門)のほかに、長編劇映画の援助システム「PFFスカラシップ」として、専任のプロデューサーが全面企画する作品の上映も行うほか、同祭出身の森田芳光監督の特集上映など各種招待作品も併せて上映される。また、今年から新たに著名監督2人が選ぶサプライズ作品上映企画も開催。
鑑賞料は、コンペティション部門専用チケットが、1回券=1,000円(前売り)、1,200円(当日)~、招待作品部門チケット=1,000円(前売り)、1,200円(当日)ほか。東京での開催後は全国8カ所を巡回する。なお、7月15日より3日間、渋谷駅構内の「ランキンランキン渋谷店」前には動員を促す専用ブースが開設される。(写真=第16回PFFスカラシップ作品「14歳」)