国学院大学は渋谷キャンパス(渋谷区東4)内に高さ約80メートルの高層施設「若木タワー」(5月31日竣工)を新設し、7月中旬より学生など関係者に向けて本格稼働させる。
地下1階・地上18階の同タワーは、同大の120周年記念事業の一環として建てられた新校舎で、延床面積はキャンパス内でも最大規模の18,202.63平方メートルとなる。同大ではこれまでにも、2003年2月に120周年記念1号館、2004年7月に同2号館をそれぞれ新設しており、総事業費約170億円(予定)を投じて記念事業に着手している。
新校舎は、地下1階を会議室、1階~4階を学生課や教務課などの本部事務所とし、5階には院生向けの教室、7階~17階には各学部の研究室などを、それぞれ開設するほか、最上階の18階は「有栖川宮記念ホール」になる。
同大では7月13日より、タワー竣工の記念イベントとして「日本の祭礼行事」シリーズなどの記録映像作品の上映会を開催するほか、同16日・17日 、8月24日・25日には夏のオープンキャンパスも行う。(写真=若木タワー)
1882年、「皇典講究所」(当時は千代田区飯田橋)として建学された国学院は1920年に大学へと昇格、3年後の1923年に拠点を渋谷・氷川裏御料地へと移転した。大学施設では神奈川県・たまプラーザにもキャンパスがある。