インターネット通信販売のネットプライス(渋谷区恵比寿1)は6月30日、USEN(千代田区)が運営する無料動画配信サイト「Gyao」と提携し動画を使ったショッピングサービス「GyaOギャザリング」を開始した。
ニュースや映画、ドラマ、アニメなどの各種動画コンテンツを無料配信する「GyaO」は2006年6月に視聴登録者数が1,000万人に達するなど認知度を高めている。一方「ネットプライス」は、購入者が増えると商品価格が安くなる「ギャザリング(共同購入)」方式を採用し、自社サイトに加えニュースサイトや雑誌などの各媒体を通じて、ファッションやコスメ、雑貨などの商品を展開。取扱商品数は1週間で900~1,000点に及ぶ。
新サービスでは、「GyaO」の主要顧客層となる10代後半~20代全般の男女向けに毎週約500点の商品をセレクト。「GyaO」のショッピングページ上に設けたネットプライス専門の動画コンテンツ枠から専用サイト「GyaOギャザリング」への集客を促す仕組み。商品の仕入れや決済、専用サイトの運営・管理などはネットプライスが手掛け、売り上げの一部はUSENが受け取る。
ネットプライス広報担当者は、「サービス開始後の反応は非常に良い」とした上で、「GyaOユーザーはセグメントされたターゲット。今後もユーザー属性を見ながら商品展開を図りたい」と話している。同サービスで1億円の年間売り上げを目指す。