渋谷区議会、ラブホテル建築規制条例を可決

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 渋谷区は6月20日の定例区議会で、区内全域でラブホテルの新規建築を規制する条例案「渋谷区ラブホテル建築規制条例」を原案通り全会一致で可決した。半年以内をめどに同区桑原俊武区長らが規則を制定・施行する。

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 条例案は、「青少年の健全育成を阻害しない環境づくり」(桑原区長)などを目的とし、区内における宿泊施設の建築全てに区長の同意を必要とし、申請された建物が「専ら異性を同伴する客に利用させることを目的とするもの」と定義されるラブホテルに当てはまる場合、区長は同意をしてはならない」というもの。同意を得ないで施設を建設した場合、区長は改善勧告や中止命令を行えるほか、罰金等の罰則規定も盛り込まれる。

 同条例案は6月8日に行われた定例区議会本会議の代表質問の中で「未来の渋谷を作る会」の鈴木建邦議員が、条例案の抜け道の多さや、他自治区の似た条例に関する争例を引き合いに出し「本当に建築を規制できるのか」などの懸念を表していた。

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