グーグル(桜丘町)は6月6日より、米国本社以外では世界初となるウェブマスター1名を募集している。同社広報の斉藤さんによると、今回の募集はアメリカ本社以外では世界初。「ユーザーとの窓口」となるウェブマスターの肩書きを持つ社員は全従業員5,600名の中でも「ごくわずか」だという。
応募資格は大卒以上で実務経験が3年以上あり、HTML言語やPhotoshopなどのスキルに加えネイティブレベルの日本語力とビジネスレベルの英語力が必要。応募から内定までの期間は約2カ月で、書類選考後に2回の面接がある。応募締切日は特に設けていない。入社後はまず研修のためにアメリカ本社に配属されるが、研修期間は個人の能力により異なるという。
これまでグーグル日本法人では米国本社のウェブマスターと連絡を取り合いながらサイト制作を行ってきたが、日本市場における同社のサービス拡大により、日本にもウェブマスターを配属することで時差などの問題を解消するのが公募の狙いだという。
採用されたウェブマスターはグローバル・ウェブマスター・チームと綿密に連携し、チームの一員として世界中の社員とやりとりを行いながら、「どの国にも通用するが、日本人にとって使いやすい」日本語サイトの開発とメンテナンスを担当する。
グーグル日本法人は2001年8月設立。社内にはダーツ、ビリヤード、竹馬などの遊具のほか、畳の部屋や無料カフェテリアなどの施設があるという。(写真=グーグル日本法人のレセプション)