NPO法人グローバル・スポーツ・アライアンス(渋谷1)は6月1日より、電力館(神南1、TEL 03-3477-1191)で中田英寿選手や松井秀喜選手らが実際に使っていたスポーツ用品をリサイクルしたアート作品を展示する。作品は、使用済みのスポーツアイテムを再利用することでゴミ・不要品などの処理に関する問題を提起するアート環境プロジェクト「リサイクラート(RECYCL’art)」の一環として展示されるもの。3年前より活動を開始した同プロジェクトは、アート・ディレクターで長崎県美術館の館長も務める伊東順二さんが監修するもので、これまでにもスパイラル(南青山5)をはじめ各地で同様の展覧会を開催してきた。プロジェクト名は、「リサイクル」と「アート」を組み合わせた造語だという。作品は全18点で、中田選手のスパイクを再利用したサメ型のオブジェ(写真)や、清原和博選手のスパイクと手袋を犬型にリサイクルした作品をはじめ、松井(秀)選手によるバット、杉山愛さん提供のテニスラケットなどがアート作品として展示される。そのほかの主な参加選手は、サッカー=稲本潤一選手、小野伸二選手、ラモス瑠偉さん、野球=松井稼頭央選手、古田敦也選手ら。また、期間中会場に特設される「スポーツカフェ」では、松岡修造さんやハンマー投げの室伏広治選手、トリノオリンピックのスノーボード金メダリスト、ショーン・ホワイト選手らが環境に対するコメントを寄せたメッセージパネルを展示するほか、ドリンク各種も提供する。6月4日には、小学生を対象にしたワークショップも開催。入場無料。6月6日まで。
グローバル・スポーツ・アライアンス