陶芸作家の中村錦平さんと若手作家21人によるグループ展「クレイコネクションbyフリーター」が5月30日より、スパイラル(南青山5、TEL 03-3498-1171)で開催される。会場は、同館1階のスパイラルガーデン。伝統的な陶芸の手法に現代アートの要素を取り入れた独自の作風を「メタセラミックス」と呼び、1980年代以降、積極的に創作活動を続けている中村さんは、1994年にスパイラルで行われた個展「東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」展(写真)で芸術選奨・文部大臣賞を受賞している。多摩美術大学工芸学科で教授を務める中村さんが、院生・研究生を含む若手を率いて行う同展では、「現代の情報文明に拮抗し得るアートとしてのやきもの」をテーマに、各作家による過去の作品や新作が披露される。作品の中には奥行きがあり高さ2メートルを超えるものも多く含まれるという。入場無料。6月4日まで。©SPIRAL / Wacoal Art Center
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