ネットビレッジ（初台1）は10月1日、「フォンファン（fonfun）」へと社名変更する。1997年3月設立の同社は、企業向けのホームページ製作・運営などパソコン向けのデジタルコンテンツ・サービスを展開、1999年にはPCのメールを添付ファイルごと携帯電話端末で送受信できる「リモートメール」サービス事業に参入し、会員数30万人を抱える収益基盤へと成長させている。また、2002年9月の株式上場後に中国でのモバイル関連事業に本格進出し、現在は中国の100％子会社「上海網村信息技術有限公司」（2004年6月設立）を通じて、中国市場で約130のネットコンテンツを提供している。社名変更は、2004年から2005年にかけて行った経営陣の移動・交替による「新体制」確立に伴い行われるもので、時期については「決算報告など具体的な実績が上がってくる時期を待った結果」（木根渕同社取締役経営戦略室長）だとしている。新社名の「フォンファン」は、「不死鳥」などを意味する「Phoenix（フェニックス）」の中国語「鳳凰（フォンファン）」から名付けたもので、約750人の公募の中からヒントを得たという。同社三浦社長は、「弊社では、PCとモバイル、リアルとデジタル、オリジナルとライセンスなど、各領域間の融合・連携を図る『クロスオーバーコンバージェンス戦略』により事業拡大を目指している。10周年の節目に新たなイメージを確立したい」と話している。
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