ラフォーレミュージアム(ラフォーレ原宿6階)では6月3日・4日の2日間、ストリートダンス出身の若手気鋭タップダンサー、浦上雄次さんによる初の単独公演が開催される。1976年、熊本県出身の浦上さんは10代半ばで通い始めたダンススタジオで、ヒップホップ、ブレイクダンス、ロボットダンスといったストリートダンスの基礎を習得。19歳で上京した後は、数々のダンスチームのメンバーとして活動を続けていたが、22歳のときにタップダンサーのHIDEBOHさんに師事したことを契機に、ストリートダンスとタップを融合させた独自のダンスパフォーマンス・スタイルへと転向、現在は「SUJI」(スジ=ダンサー名)として、米・シカゴのダンス組織「Human Rhythm Project」などの舞台経験をはじめ北野武監督の「座頭市」やスカイパーフェクTV!のキャンペーンCMなどにも出演している。自身初の本格的なソロ公演となる今回は、DJやラッパー、R&Bシンガーなどを招き、セッションを行う形で浦上さんが即興ダンスを披露する。舞台で使われるタップシューズの中には、通常のタップダンサーが使用するレザー製のものに加え、スニーカーの裏にチップを貼り付けた特注の靴も登場するという。イベントの企画制作を担当するピジートゥーゴー(渋谷2)の担当者は初舞台の場所に同ミュージアムを選んだことについて、「ほかの劇場に比べアート性が高いと思った。美竹公演などでもストリートダンスを行っていたという浦上さんにとって馴染みの場所なのでは」と話している。公演は、6月3日が1回、同4日が2回の計3回で、チケットは前売り、当日共に4,500円(全席指定)。
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