恵比寿のカフェ「ura.(ウラ)」などを手掛けるCPCenter(神宮前2)は5月18日、原宿・明治通り沿いにレストラン&バー「yao(ヤオ)」(神宮前2、TEL 03-3475-0860)をオープンした。場所は、「スネークマンショー」などで知られる桑原茂一さんが経営し、1980年代に「ピテカン」の通称で親しまれた伝説のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」が入居していたビル「ビラビアンカ」1階で、フレンチベースの料理を中心にワインやシャンパンなどを提供する。出店の理由について同店マネージャーの櫻井さんは、「昨年末頃に物件が空くという情報があり、文化や伝統があるこのビルで是非店を出したいという思いがあった」という。今年2月にはスタッフ一同でオーストラリア・シドニーへと視察に出向き、「世界各国の新しい文化を常に取り入れている感覚」に触れ、店全体のコンセプトを「シドニースタイル」にした。店名の由来は数字の「800」で、漢字にすると末広がり、横にすると「無限大」の意味にもなる「8」に加え、メニューでは野菜を多く取り入れていることから「八百屋」の意味もあるという。白と木目を基調にした店内は、ソファを置いたラウンジ風のエントランスをはじめ、1~2人の少人数にも対応するカウンターや窓際のカフェスペース、段差を付けて横には暖炉も設置した団体向きの個室風スペースなど、約45坪の空間を用途別にも使えるように工夫しているのが特徴。客席数は60席で、うちカウンターは7席。メニューはすべてアラカルトで、「ネギのシンプルグリル 野菜ブイヨンソース レモン添え」(680円)、「緑黄野菜の素揚げ フレッシュトマトのガスパチョ仕立て」(980円)など野菜を中心としたものから、「豚バラ肉のハーブパン粉焼き 粒マスタードソース」(1,580円)などのメーン料理までを大皿を使って提供する。また、平日のランチタイム(12時~16時)は、パスタ、カレーなど「本日のランチ」メニュー各種(1,100円)や定番メニューの煮込み料理「若鶏ときのこのフリカッセ」(1,300円)などを、サラダ、ドリンク付きで提供するほか、週末(土曜・日曜・祝祭日)は、ブランチメニューとして12時からアラカルトメニューを選ぶことができる。ワインはオーガニックワインを中心に、オーストラリア産・フランス産の各種を取り揃える。価格帯は、グラス(白・赤ともに2種類ずつ)=600円~950円、ボトル=3千円台~9千円台。想定客単価は、ディナーで4,000円。営業時間は、月曜~水曜=12時~翌1時、木曜~土曜=12時~翌3時、日曜・祝祭日=12時~23時。
CPCenter