5月13日、パルコミュージアム（渋谷パルコ・パート3、7階）でサッカー元日本代表選手の前園真聖さんと小倉隆史さんがトークイベントを行った。イベントは、来月9日より開催される2006FIFAワールドカップ ドイツ大会に向けてアディダスジャパン（新宿区）が同ミュージアムで開催中の展覧会「共に戦う！エキシビション」の関連企画として行われたもので、会場には代表ジャージーを着た熱心なサポーターら50人以上が集まった。イベントに参加した二人は、前園さんが2005年5月、小倉さんが2006年2月に、それぞれ引退を発表したばかりで、共に「解説者」としてW杯現地に乗り込むことが決まっている。この日が昨年末以来の顔合わだという二人は同期ということもあり、イベント中は「オグ」「ゾノ」と呼び合うなど終始リラックスした様子だった。トーク開始後は、自身が代表に選ばれたときの様子を「緊張した」（前園さん）、「びっくりした」（小倉さん）と話し、サポーターとの交流など当時の様子を振り返ったほか、中盤に差しかかり司会者が5月15日に発表される日本代表選手について「サプライズがあるとすれば、『注目の』選手は？」と聞くと、小倉さんは「中盤だと松井大輔選手（ル・マン）、フォワードだと巻誠一郎（ジェフ千葉）、佐藤寿人（サンフレッチェ広島）が注目」と話していた。日本以外の注目している国はそれぞれ、「アルゼンチン」（前園さん）、「オランダ」（小倉さん）だという。また、最近クロアチア（予選リーグで日本代表と対戦）に取材に行ったばかりだという前園さんは「監督らに話を聞いてきた。クロアチアはまとまった良いチームだと思った」と述べ「（決勝リーグ進出には）初戦のオーストラリア戦で勝ち点3を取れるかがポイントになってくる」とコメント。さらに、イベントの最後には、会場に置かれた「特大」日本代表ジャージーに「自信！」（前園さん）、「チャレンジ！！勝つ」（小倉さん）と、それぞれの応援メッセージを残した。アディダスジャパンでは、25メートルの巨大ジャージーを積み込んだ専用車「jaVan（ジャバン）」で日本を縦断し各地でファンのメッセージを集める応援プロジェクト「共に戦うプロジェクト」の一環として同展を開催。会場には、アディダスによる歴代の日本代表ジャージーや最新のサッカー関連プロダクトなどが一堂に集められている。入場無料。5月17日まで。
共に戦うプロジェクト