フジテレビとチームラボビジネスディベロップメント(渋谷3)は5月1日、ネット上で映像を簡単に発信できるプラットフォーム「ワッチミー!TV」の運営などを手掛ける合同会社(LLC)を共同で設立すると発表した。社名は「フジテレビラボLLC合同会社」。資本金は4億円で、フジテレビが2億4,000万円を、チームラボBDが1億6,000万円を、それぞれ出資する。代表者にはフジテレビジョン情報制作局情報制作センター情報企画部副部長の時澤正氏が就任予定。チームラボビジネスディベロップメントは昨年6月、トランスコスモス(渋谷3)とチームラボ(文京区)の合弁により設立された。プラットフォームとなるサイト「ワッチミー!TV」は、一般ユーザーがハンディムービーやデジカメ、カメラ付携帯電話などで撮った映像を簡単にアップロードできるもので、映像クリップに対する視聴ユーザーの評価機能や、映像投稿ユーザー同士がつながるコミュニケーション機能なども提供する。これにより、地上波テレビ的なマス・アプローチではリーチできないセグメント化された視聴者層を開拓するほか、パフォーマーやクリエーターなどを発掘する「登龍門サイト」を目指すという。新サービスは試験運用を経て、今年10月に正式スタートを予定。サービスは無料で提供し、目標ユーザー数は2年度(2007年度)=100万人、5年度(2010年度)=280万人。バナー、検索・コンテンツ連動、レコメンド、アフィリエイトなどの広告を主な収入源に、5年度(2010年度)で約11億円の売り上げを見込む。