東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099)では4月29日より、仏ヴォーグ誌やキャンペーン広告写真などで知られるファッション・フォトグラファー、ギィ・ブルダンの日本初となる回顧展「GUY BOURDINN PHOTO EXHIBITION IN TOKYO」が開催される。1928年生まれ、パリ出身のブルダンは、1955年に仏ヴォーグ誌のファッション写真を手掛けたことで注目を集め、その後も仏婦人靴ブランド「シャルル・ジョルダン」のキャンペーン写真をはじめ「ファッション写真」の枠にとらわれない前衛的な作品を次々に発表。1991年の死去後も、作品に影響を受けたリバイバル作品が各分野で発表されるなど強い影響力を残している。回顧展は2003年のロンドンを皮切りに、パリやアムステルダム、デュッセルドルフなど欧州各国をはじめ上海などを経由し巡回しているもので、東京での開催は通算8カ国目となる。今回展示されるのは、ファッション写真とモノクロ写真が各60~80点と、ポラロイド写真を含む計約200点以上で、作品の中には同展のみで展示されるものもあるという。また、作品を使ったスライドショーも行うほか、過去に出版された作品集や同展限定の図録(3,990円)も販売予定。入場料は、一般=1,300円、学生=1,000円ほか。5月27日まで。c1978 © Estate of Guy Bourdin / Art+Commerce
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