グーグル(桜丘町)は4月12日、中小企業向け検索アプライアンス「Google Mini」の新モデルを世界に先駆け発表した。新モデルは、顧客からの要望を受け、米国で昨年1 月に発売された従来モデルよりも筐体サイズを半分にし、サーバーラックや机の下にも置けるようにした。また、インターフェースの完全日本語化をはじめ、様々な機能面で日本の中小企業にとって使いやすくしたと言う。検索アプライアンスを導入することで、企業内イントラネット内にあるファイルを、グーグルインターネット検索サービスやデスクトップ検索サービスと同じ要領で検索できるようになる。同社広報の斉藤さんによると、「グーグルが提供する無料サービスの様に、より多くの人に使ってもらいたい」という狙いから、新モデルは検索対象ファイル数を5万、10万、20万、30万の4種類を用意した。価格は、5万ファイルモデルに1年間のオンラインサポートが付いて46万円(税別)。デザインについては、「Google同様、シンプルさ、遊び心、無限の可能性を含むことからレゴ風デザインを採用した」(斉藤さん)。日本先行発売で、同社にとって日本が大切な市場であることをアピールするという。販売は、MKI三井情報開発(中野区)とネットマークス(港区)を通して行われる。