GMOインターネット(桜丘町)は4月13日、セルリアンタワー東急ホテルで会見を開き、同日より開業したインターネット証券事業についての詳細を明らかにした。証券事業は、同社が昨年10月に設立し、開業に向けて準備を進めてきたグループ会社、GMOインターネット証券(桜ヶ丘町)が手掛けるもので、同グループが手掛けるインターネット技術のノウハウを活かし、ユーザーが自由にツールを作成できるAPI機能や、多様な情報ツールに対応したウェブシステムなどを導入し、ユーザーの投資戦略に合ったサービスを提供するという。会見では、熊谷正寿GMOインターネット社長らが出席し、「WEB2.0」対応のサービスとして「安い」「早い」「楽しい」といったキーワードを強調したほか、事業立ち上げに向けて、投資顧問会社の女性社長をアドバイザーに迎えるなど、「ビギナーにも参加しやすい証券取引サービス」を目指すことをアピールしていた。当初の手数料は、1注文の約定金額が20万円以下の場合=105円、同50万円以下=315円、同100万円以下=525円などとするほか、取引までの行程を簡略化し、注文機能に特化したオリジナルツールとして、ねずみ型のキャラクター「はっちゅう君」を起用する。口座開設の申し込みは4月24日から受け付け、株式取引の開始は5月12日を予定している。初年度の目標口座数は10万件で、今年度中に収支を黒字化させる計画。(写真=左・高島秀行GMOインターネット証券社長、右・熊谷正寿GMOインターネット社長)
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