3月31日から6月30日までの3カ月間、渋谷駅構内2階コンコース（東急百貨店東横店内）に、渋谷駅周辺のカルチャー情報を発信する液晶ディスプレー「渋谷カルチャーボード」が実験的に設置される。東急電鉄（南平台町5）、東急エージェンシー（港区）、イッツ・コミュニケーションズ（神奈川県）の3社が設置するもので、街のカルチャー情報をタイムリーに発信することによる駅利用者の街への誘導可能性や、情報媒体としての実用性を検証する。実験は、40インチ液晶ディスプレー4台を使い、アート、演劇、音楽、映画などのカルチャー情報を発信するもので、情報提供者である各施設がインターネット回線を通して入力した情報を、実験事務局（東急電鉄と東急エージェンシー）が確認後、渋谷駅構内に設置されたディスプレーの情報が更新される仕組み。実験の総合管理を東急電鉄が、発信するカルチャー情報の募集・内容審査を東急電鉄と東急エージェンシーが、システム運営・構築をイッツ・コミュニケーションズが、機器の提供・設置をソニーが、それぞれ行う。情報提供面で、東急電鉄が2005年12月に開設した渋谷エリアのカルチャー情報サイト「渋谷文化プロジェクト」（http://www.shibuyabunka.com）が協力する。
東急電鉄