リンク・セオリー・ホールディングス(南青山7)は3月17日、同社の100%孫会社でニューヨークに本拠地を置く「HL Holdinngs LLC」が、プラダ・グループ傘下の高級ブランド「ヘルムート・ラング」の全商標権を取得することを明らかにした。商標権の取得は3月末を予定しており、取得金額は明らかにしていない。同社では、今回の商標権取得で、「ヘルムート・ラング」を「セオリー」に続くメーンブランドとして再生させる考え。具体的には、2007年春夏シーズンのニューヨークコレクションで、メンズ・レディスの各コレクションを発表し、商品については、「革新的でコンテンポラリーなリテーラーに対して、限定的に販売を行う」(同社)という。1986年、パリでコレクションデビューした「ヘルムート・ラング」は、色使いやデザインなど、洗練されたミニマル・スタイルとベーシックなアイテムで人気を集め、1998年に、デザイン拠点をニューヨークに移転。翌1999年に、伊プラダ・グループの傘下に入ってからは、日本では、2000-01年秋冬シーズンより、日本法人のへルムートラングジャパンが国内販売を手掛けている。デザイナーのヘルムート・ラング氏は、2005年1月にチーフ・デザイナーを辞任している。
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