ドトールコーヒー（神南1）は、イタリアンエスプレッソカフェ業態の「エクセルシオールカフェ」を、フードメニュー、デザート、カフェに特化した3業態へと細分化し、3月より順次、新規メニューの導入などを行っている。ホットサンドやスープセットなど、これまで行ってきたコーヒー以外でのメニュー強化が成果を上げたことから、従来よりも客単価の高い「イタリアン・バール」へと全体のコンセプトを刷新するもので、外観・内装などは既存店舗のまま。3業態のうち、今後の主力として打ち出すレストラン型の「ピッツェリア・バール」業態では、「ジェノベーゼ」「タラコとイクラ」などの各種パスタ類（全6種類＝680円～760円）やピザ（4月以降導入）をラインナップし、ランチやディナーの需要を見込む。また、ジェラート各種（全14種＝340円～）を提供するデザート業態の「ジェラテリア・バール」は、商業施設やリゾート施設を中心に展開、既存店の内容に最も近い「パニーニ・バール」は、待ち合わせ場所としての利用が見込まれる駅近くで展開するなど、各店舗の立地特性に合わせて業態変換を行う。同社では、全国に128店舗展開する既存店のうち、3月末までに計20店舗、今後1年間でその他約30店舗を、「ピッツェリア・バール」へと変更する予定。なお、公園通り店、マークシティ店、道玄坂店など渋谷駅周辺の各店舗は、従来通り「パニーニ・バール」として営業を続けるという。
エクセルシオール カフェ