「第2回 東京発 日本ファッション・ウィーク」(JFWイン東京)が3月17日に開幕、同18日、メーン会場となる神宮外苑聖徳絵画館前の特設テントで「シアタープロダクツ」がショーを行い、2006-07秋冬シーズン「東京コレクション」がスタートした。特設テント「KURENAI」を満席にした約350人が見守る中、同コレクションの先陣を切った「シアタープロダクツ」(=写真)は、ランウェイ横に置いた可視型の「フィッティングスペース」で、赤・白・黒のボディスーツを着たモデル3人が、ファーのケープやニットドレスを使ったスタイルへと次々に着替えていくショーを披露。また、元「フラボア」のデザイナー、宇津木えりさんが立ち上げた新ブランド「メルシーボークー」のショーでは、枯れ葉に見立てた紙吹雪が舞い落ちる中、頭に像や熊などの「かぶりもの」を乗せたモデルが、ほうきで「落ち葉履き」をするユニークな演出で、会場を沸かせた。昨年10月の第1回に続き、今回で2回目を数える「JFWイン東京」は、展示会・コレクションを合わせ計50ブランドが参加する「東京コレクション」(主催:東京ファッションデザイナー協会)を中核に、国内アパレル、繊維メーカーなどが展示・商談会などを行う複合ファッションイベントで、「ファッション戦略会議」(座長=馬場彰ファッション協会理事長)が主催し、経済産業省が後援を行う。今回は、海外メディアへの対応策として、開催期間を10日間から7日間に短縮したほか、同19日には、「エドウイン」「リー」などのジーンズメーカーを集め、日本のジーンズ技術をアピールするイベント「ジーンズ・イン・ジャパン」を開催するなど、同イベントを、パリ・ニューヨーク・ミラノなどに並ぶ「世界のファッションカレンダーの一つに位置付ける」(馬場ファッション戦略会議議長)のが狙い。また、「スーパー歌舞伎」の衣装展やテキスタイル素材展など一般客も参加可能なイベントも新たに設けた。同24日には、岩谷俊和さんによる「DRESS CAMP」が同コレクションのフィナーレを飾る。
第2回 東京発 日本ファッション・ウィーク