女性向けECファッションサイト「ガールズウォーカー」を運営するゼイヴェル(港区)は3月11日、国立代々木競技場第一体育館で、昨年に続き2回目となる大型のファッションイベント「東京ガールズコレクション」(略称=TGC)を開催した。動員観客数は、昨年を5,500人上回る1万8,100人(前年比約145%)。メーンとなるファッションショーでは、蛯原友里さん、押切もえさんら人気モデル60人を起用し、「ジョイアス」「プライベート・レーベル」などの「お姉系」ブランドや、「セシルマクビー」「ソードフィッシュ」といった「109」系のブランドなど計23ブランドが、各ブランドの新作ルックを披露した。全長約40メートルの特設ランウェイで計4ステージに分けて行われたショーは、各ステージが終わると同時に、会場でアナウンスされる携帯電話向けの指定URLにアクセスすると、ショーでモデルが着用していたコーディネートを、その場で購入することが出来る、Eコマース連動型のシステムを採用したのが特徴。約6時間に及んだステージの合間には、「Def Tech」、AIさんなどアーティストによるライブパフォーマンスや、来場客の携帯電話から投票を行うミスコンなど、各種関連イベントが行われたほか、サプライズゲストとして、プロ野球・日本ハムの新庄剛志選手も登場した。また、会場脇に設置されたブースでは、協賛企業15社によるサンプリングなどのプロモーション活動が展開された。さらに、イベントのメーンテーマを「日本のリアルクローズを世界へ」とした今回は、国内外で活躍する現代美術家の村上隆さん率いる、アーティスト参加型のアートイベント「GEISAI」(TGCの翌日、東京ビッグサイトで開催)に「TGC」としてのブースを出展したほか、ショーの参加モデルにも海外勢を加えるなど、独自の国際色を加えた。会場には、「GEISAI」の審査員として来日していた仏PPRグループ代表のフランソワ・ピノーさんも見学に訪れたという。
東京ガールズコレクション