円山町のミニシアターコンプレックス「Q-AXビル」4階の名画座「シネマヴェーラ渋谷」(TEL 03-3461-7703)では3月11日より、「女優 薬師丸ひろ子の奇跡」として、薬師丸さんの出演作16作品を上映する。故・相米慎二監督の初監督作品で、公開当時の16分拡大版となる「跳んだカップル」や、薬師丸さんの代表作「セーラー服と機関銃」(写真)、「Wの悲劇」などの初期作品をはじめ、「ユリイカ」などの作品で知られる青山真治監督の「レイクサイド マーダーケース」や、第48回ブルーリボン賞で助演女優賞を受賞した「ALWAYS 3丁目の夕日」など、最近の出演作も併せて上映。その他、「戦国自衛隊」(斎藤光正監督)、「里見八見伝」(深作欣二)、「ダウンタウン・ヒーローズ」(山田洋次監督)など、国内の著名監督作品が名を連ねる。また、スタート初日の同11日には、青山監督が記念トークイベントを行う。上映は、日替わり・2本立て(入替え無し)で、料金は、一般=1,400円、シニア・会員=1,000円ほか。3月31日まで。2006年1月に開業した同館は、著作権問題で知られる弁護士、内藤篤さんが館長を務める、渋谷で唯一の名画座で、古典、ヤクザ映画、ロマンポルノなどの邦画を中心に、斎藤さん自身がセレクトした作品を上映している。今回の企画は、「北野武特集」「マキノ雅弘特集」に次ぐオープニング企画第3弾。
シネマヴェーラ渋谷