風呂敷などの和小物を扱う老舗、美濃部(中央区)は2月27日より、インテリアショップ「hhstyle.com原宿本店」(神宮前6、TEL 03-3400-3434)で、日本を代表する著名建築家5人とのコラボ風呂敷の展示販売を行う「アーキテクスチャー展」を開催している。同展は、「和装・和小物の見直し」を目的に同社がスタートした新プロジェクトの第1弾となるもので、展覧会名の「アーキテクスチャー」は、「アーキテクチャー」(建築)と、「テクスチャー」(生地・装飾)を合わせた造語。表裏の染めの差をなくし、草花のモチーフをあしらった作品(妹島和世さん)や、布地に起毛状の点字楽譜を描いた作品(隈研吾さん)、同じ生地の両面を使い、青と赤を表裏一体に染めた作品(手塚貴晴さん・手塚由比さん)など、既存の「染め」の技術に挑む意欲作を、各参加建築家のプロフィールや作品コンセプトを記したパネルと共に紹介するほか、時代に即した風呂敷の「包み方」の提案も行う。その他の参加建築家は、青木淳さん、内藤廣さん。作品はすべて90cm×90cmのサイズで、販売も行う。価格は5,250円。現在、同店と「hhstyle.com青山店」、hhstyle.comの公式サイトで先行発売しており、本格的な展開は4月1日からを予定している。3月6日まで。©Yuji Ozeki
hhstyle.com