外苑前のギャラリー「SPICA art」(南青山4、TEL 03-5404-2279)は1月21日より、NPO法人「Like Water Press」と共催で、アフガニスタンの首都カブールの子供たちが「幽霊」をテーマに描いた絵を紹介する「カブールの幽霊展」を開催する。2003年8月設立の「Like Water Press」は翌年4月より、アフガニスタンやパキスタンなどにある、難民キャンプやストリートチルドレン施設を訪ね、若手アーティストと共同で製作した映像を移動車で見せるボランティア活動「モバイル・イメージ・シアター/ファンタジー劇場キャラバン」を実施している。今回の企画は、同法人がカブールを訪問した際、子供たちに質問した「最も怖いと思うこと」「最も嫌だと思うこと」の回答が、それぞれ「ゴースト(幽霊)」だったことから企画されたもので、2005年10月には、カブールで展覧会を開催した。東京会場となる「SPICA art」では、子供たちが描いた約350点の絵を、「遊び友だちとしての幽霊たち」「いじめっ子の幽霊たち」など週毎に5回のテーマに分けて展示する。入場無料。2月24日まで。「SPICA art」は、リフォームなど住宅の施工・設計を手掛けるスピカが1999年6月、事務所1階の路面にオープンした。
カブールの幽霊展