不動産投資信託を手掛ける日本リテールファンド投資法人（千代田区）は10月17日、「エスキス表参道」（神宮前5）を建て替えると発表した。「エスキス表参道」は2001年9月、「シャネル」「イヴ・サンローラン」などの海外ブランドや飲食店などが入居する地上5階地下2階建の大型商業施設としてオープンした。建て替えは、同施設の相対的な老朽化や、隣接地が追加取得できたことなどによるもの。建て替えに際しては、スケジュール遅延や金利変動等のリスクを避けるため、既存の建物を一旦、竹中工務店に約12億円（予定）で売却し、土地も同社に賃貸する。同法人は、竹中工務店が同地に建設する新建物の優先買取交渉権を保有しており、新建物の完成後、再度運用を目指す。建て替えにより、総賃貸可能面積は現状（エスキス）の約3,782平米から約5,000平米へと広がる。建物の着工予定は2006年2月で、2007年11月の竣工・オープンを予定している。（写真＝完成イメージ）
エスキス表参道