パルコミュージアム(渋谷パルコ・パート3、TEL 03-3477-5873)では9月30日より、若手写真家、安村崇氏による写真展「Takashi Yasumura Photo Exhibition」を開催する。安村氏は1999年、キャノンが主催する「写真新世紀」でグランプリを受賞。雑誌「FOIL」(リトルモア)や「スタジオボイス」でも取り上げられるなど、日常の景色や典型的な日本の自然の中に「ずらし」を生じさせる作品で知られている。同展では、安村氏のこれまでに手掛けてきた作品の中から、代表作約40点を一堂に紹介する。内容は、日常生活の中にある違和感に焦点をあてた「日常らしさ」シリーズや、典型的なイメージを盲信する滑稽さを表した「自然をなぞる」シリーズに加え、惑星のひとつである地球に存在する人間に焦点をあてた、同展初公開の最新シリーズ「せめて惑星らしく」の3シリーズ。会場では、同展開催と同時に発売される初写真集「日常らしさ」(3,780円、オリシス刊)や、同展オリジナルのパンフレット(630円)を販売。10月15日には、安村氏らによる開催記念トークショーも開催する。入場料は一般=500円、学生=400円。10月17日まで。(写真=「せめて惑星らしく」より©安村崇)
パルコミュージアム