アメーバブックス(桜丘町)は8月30日(予定)、2004年8月から10月にかけて掲示板「2ちゃんねる」で更新されたスレッド「ぼくとオタとお姫様の物語」を「東京少女~ぼくとオタとお姫様の物語」(七重俊・著)として出版する。「ぼくとオタとお姫様の物語」は著者の書き込み開始以降、2カ月で3,000もの書き込みがあり、その後多数の「まとめサイト」が作られ話題になったネット上のコンテンツ。ストーリーは、渋谷の街で知り合った謎の美少女とモテない男の物語で、一枚のフロッピーを元に、「姫様」の危険な秘密を知ることになった男が、「オタ」友達と協力してアンダーグラウンドな世界から彼女を救い出そうとする恋愛ストーリー。書籍化に際しては、2ちゃんねるのスレッドには書かれなかった結末が、著者により加筆された。同書は、アメーバブックスからブログ上で著者に名乗り出てもらうよう呼びかけ、著者探しを行い、メールを介して著者と出版交渉を行い、出版化にこぎつけたもので、著作権上の問題を解消するため、書籍にする原稿は複数の書き手によって構成された投稿のうち、著者本人が書き込んだ部分のみを抜粋している。
「東京少女~ぼくとオタとお姫様の物語」(アメーバブックス)