「渋谷東急」(渋谷クロスタワー2階、TEL 03-3407-7219)では7月9日より同15日まで、「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」を開催する。同祭は1977年にスタートしたが、渋谷での開催は18年ぶり。期間中、全28本の作品が上映される。メインプログラムとなる自主製作映画のコンペティション「PFFアワード」では、記憶が失われて行く兄とその妹の共同生活を描いた「おわりはおわり」(川原康臣さん、24歳・徳島県)、小学生「ミルク」の純粋で一生懸命な初恋を描いた「珈琲とミルク」(熊坂出さん、29歳・埼玉県)、相手によって自分を演じ分ける少女をポップな映像で見せる「コスプレイヤー」(岨手由貴子さん、21歳・長野県)など、786本の応募作品の中から選ばれた15本を公開。招待作品部門では、本年度カンヌ映画祭で4部門を受賞した「運命じゃない人」の内田けんじ監督の「PFFアワード2002」入選ラブコメディー作品「WEEKEND BLUES」をはじめ、47歳で亡くなったハワイの伝説の女性サーファー、レル・サンを死の2カ月前まで追ったドキュメンタリー「ハート・オブ・ザ・シー」(シャルロット・ラガルデ&リサ・デンカー監督、2002年)などを上映するほか、前夜祭として、人形アニメーション作家の川本喜八郎監督の最新作「死者の書」がワールドプレミア上映される。入場料は、コンペティション部門専用チケット1回券(前売り=1,000円、当日=1,200円)、3回券(前売り=2,700円、当日=3,000円)、招待作品部門チケット(1回券)前売り=1,000円、当日=1,200円。また、同祭プロモーションとして6月30日~7月14日の期間中、「ランキンランキン」渋谷店(渋谷駅構内)前にインフォメーションブースを開設し、予告編の上映やチラシの配布などを行う。第27回ぴあフィルムフェスティバル