6月23日、青山ベルコモンズ内の会場で「東京発 日本ファッションウィーク」(JFWイン東京)に関するタウンミーティングが開催され、デザイナーやプレス関係者など約150名が集まった。同ウィークは、東京ファッションデザイナー協会(CFD)が毎年2回開催してきた「東京コレクション」をはじめとするファッションショーや国内アパレル、繊維メーカーの展示会・商談会の開催日程を一定期間に集約することで、総合的な情報発信を目指すもので、開催期間は10月31日より11月9日までの10日間。期間中、神宮外苑聖徳絵画館前(北青山)に発表会場となる特設テント=大(800人を収容)と小(400人を収容)を開設し、大小のテントを合わせて35~40ブランドがショーを開催するほか、各種繊維企業が展示会を行うガラス張りのテント(400~500平米)も併設する予定。また、若手デザイナーの支援については、雑誌「ハイファッション」編集長の田口淑子さんやビームス・レディス部門のクリエイティブディレクター、南馬越一義さんなどが参加する出展調整委員会が具体的な調整を行う方針で、若手支援を含む全体の公式スポンサーについては、長期的な支援を条件に現在検討中。同ウィークは、経済産業省が6月1日に開いた発起人会で、日本ファッション発展のため総合的な戦略を企画・立案する「ファッション戦略会議」(座長=馬場彰ファッション協会理事長)を立ち上げ、その下で設置された企画委員会(委員長=同三宅正彦アパレル産業協会副理事長)が手掛ける。3億円を見込むテント設営費のうち半額は同省が負担し、テント設営をはじめ会場全体のプロデュースはSUNデザイン研究所(円山町)が手掛ける。