中目黒のギャラリー「大図実験」（上目黒2、TEL 03-5720-7765）は6月12日より、企画展「The Last for The Place」を開催する。同ギャラリーは、現在テナントとして入居しているビルの取り壊しに伴い6月末の閉廊が決まっており、同展はこれを記念した最後の企画展となる。会場では、同ギャラリーで過去に作品を発表してきた国内やN.Y.のアーティストによる作品を展示したり、実際にギャラリー内に施したペインティングなどの作品を紹介する。参加アーティストは、国内＝壁画製作を中心に多彩な活動を行う京都出身のKAMI（カミ）さん、N.Y.を拠点に活躍してきた大阪生まれのアーティストで、高橋盾さんとの合同展も手掛けたMADSAKI（マサキ）さん、N.Y.＝ブルックリンを拠点に、ライブペイントをはじめとしたグラフィティ作品を発表するMIKE MING（マイク・ミン）さんなど、合わせて35人以上。作品は、全て同展のために制作された新作で、今秋には同展の巡回展をN.Y.で開催するほか、作品集の出版も予定している。入場無料。6月20日まで。また、同ギャラリーでは6月11日、同展開催と閉店を記念したオープニングパーティも開催する。「大図実験」は2001年、国内各地でアートショーを行う鎌倉出身のアーティスト、Southさんがオープンしたもので、ストリートで活躍するアーティスト達の作品発表の場となってきた。（写真は同展のキービジュアル）大図実験