ファッション衣料や雑貨の企画・製造・販売などを手掛けるモフミー(京都市)は5月23日、南青山3に「TEMAS(ティマス)青山」(TEL 03-5414-3710)を出店した。同店は、同社が手掛けるブランドで京都の伝統工芸技術「京黒紋付染」の老舗「京都紋付」と共同開発した「深黒染(しんくろぞめ)」の技術を使った商品を展開するブランド「TEMAS(ティマス)」の旗艦店となるもので、原宿での期間限定出店を経て、京都の本店に次ぐ2号店としてオープンした。店内は赤のラインをアクセントに全て黒で統一された内装デザインで、店舗面積は約5坪。取り扱う商品は、袖や裾などに絞りを入れ染めることで一点毎に異なるグラデーションが施されたTシャツ(6,300円、4サイズ展開)やギンガムチェック柄を京都の和装業界の中心地「西陣」で織った「京格子(けいごうし)」シリーズ(バッグ=37,800円~、財布=18,900円~)、高強度ナイロンに「深黒染」を施した「深黒ナイロン」シリーズ(財布=12,600円~)、「深黒染」で竹を黒く染めた「竹名刺入レ」(6,300円)など。また、同店のオープンを記念して、京都の町並みにある格子の線をモチーフにした「RAY(レイ)」シリーズからトートバッグ(63,000円)、ショルダーバッグ(31,500円)などの3アイテムも限定販売する。「深黒染」は、通常では正絹のみに用いられる「京黒紋付染」の技法をキャンバスやナイロンなどの素材に適応させたもので、現在は同ブランドとの独占契約を結んでおり、「深黒染」を使用した全ての商品には「京都紋付」の商標「御黒染司(おんくろそめし)」が付く。ティマス