麻平(南青山5)は5月21日、表参道駅近くにリネンブティック「ASAHEI(アサヘイ)」(神宮前5、TEL 03- 5766−8773)をオープンした。同店は寝具類や家具、バッグなどのリネン(亜麻)製品を専門に扱うもので、同社初のアンテナショップとなる。店舗面積は2フロア合わせて約27坪で、1階=テーブルやキッチン用品、バスタオルなど、2階=シーツ、ピロケースなどの寝具類を取り扱う。ブランドは、同社が日本での独占販売を手掛ける「アレクサンドル チュルポー」「スラビンク ホームクリエィション」「サンペドロ」の3ブランドと「ジャラ エクストラ トニック」などを合わせた6ブランドで、商品は「アレクサンドル チュルポー」シングルベッド用シーツ(16,900円)、ピロケース(6,300円~)、「ジャラ エクストラ トニック」フェイスタオル(2,600円)など。麻平は2005年1月、紙製品や販売促進用品の卸を手掛ける夏目(長野市)が麻製品を専門の取り扱う子会社として設立された。夏目は明治元年、信州善光寺の門前に麻問屋として麻屋平助が創業したが、その後、戦争の影響などもあり日常雑貨や荒物雑貨を取り扱う商社となった。同社では、3年ほど前から「創業の原点に立ち戻る」べく、麻に対するリサーチを開始していた。「ASAHEI」には、ショールームとしての機能も持たせ、今後、ホテルやレストラン、レセプション、ウエディングなどの市場をターゲットに卸の展開を視野に入れている。同店のターゲットは20代後半以降の女性で、社員も全員女性。当初の年間売り上げ目標は5,000万円。麻平