グループ・アラン・デュカスは4月26日、青山に開業を予定している新業態レストランの概要を発表した。店名は「ビストロ・シック ブノワ」で、今年2月に開業したラ・ポルト青山(神宮前5)の10、11階の2フロアに出店する。オープン日は2005年9月1日を予定。同店は同グループにとって、2004年12月に銀座にシャネルとのコラボレーションによりオープンした「ベージュ東京」に次ぐ国内2店舗目となるもので、1店舗目とは異なる高級ビストロ業態となる。店名の「ブノワ(BENOIT)」は、1912年にパリに開業したパリを代表する唯一の一ツ星ビストロで、同店を4代に渡って経営してきたプティ家は最近、同グループに営業権を譲渡している。新店では、気軽さや親しみやすさを伝えるため、伝統を継承する同店の店名を使用するが、同内容で店舗を再現するのではなく、モダンな要素を加え地中海料理をメインにした新感覚のビストロを目指す。内装デザインは、フランス人建築家、ピエール=イヴ・ロション氏が手掛け、職人の手により現在フランスで制作が行われている部材を東京へ運び、同じ職人達の手で仕上げを行う。10階はバースペース23席を中心に一皿から食事が出来るフロアとし、11階はダイニングスペースとして70席を用意する。営業時間はランチ=11時30分~14時30分(L.O.)、アフタヌーンティー=14時30分~15時30分(L.O.)、ディナー=17時30分~22時(L.O.)、想定客単価はランチ=4,000~5,000円、ディナー=12,000~15,000円。同店支配人にはホテル日航東京出身の桑畠康平氏が就任する。予約受け付け開始は8月中旬を予定。(写真=記者発表会で新店の説明を行うアラン・デュカス氏)グループ・アラン・デュカス