パルコミュージアム(渋谷パルコ・パート3、TEL 03-3477-5873)では4月1日より、「カミロボエキスポ2005」を開催する。「カミロボ」は、造形師の安居智博氏が少年時代の1977年、ロボットアニメに刺激を受け、空き箱と針金で身長わずか15センチのロボットを作り始めたことに端を発する。以後、同氏はカミロボレスラーに進化させレスラーとして戦わせる「カミロボ遊び」も生み出すなど、27年間に200体以上のレスラー(カミロボ以前のロボットを含めると400体以上)を作り出し、そのすべてを保存している。2001年、アートディレクターの青木克憲氏が仕事を通じて「カミロボ」と出会い、以後、青木氏が率いる広告製作会社「バタフライ・ストローク」(中央区)が、そのプロモーションを手掛けている。会場では、120体以上のカミロボレスラーの展示を中心に、安居氏が保存してきた27年間に渡る制作資料をもとに制作スタイルの進化を紹介するほか、現実のプロレス界さながらに存在する「プロレス団体」や、動きをスムースに手になじませるための「道場」など、27年間に培われた世界観を紹介する。その他、実際の試合の様子を収録した実況付きの映像上映や、等身大のカミロボなどを展示する。また、会場内のショップでは、4月にバンダイから発売される「カミロボフィギュア」を先行発売するほか、カミロボバイブル、Tシャツ、コレクションフィギュア、DVD、ピンズなどの関連グッズを販売。4月23日には両氏と渡辺祐氏によるトークショーを開催するほか、同24日には両氏とデザインユニット「生意気」によるワークショップも開催。入場料は一般500円、学生400円。同展は、広島パルコ内「スペースハッカイ」(4月29日~5月10日)、名古屋パルコ内「パルコギャラリー」(5月20日~6月6日)でも開催される。Kami-Robo(C)T.Y. / btfカミロボエキスポ2005