ギャラリー「ときの忘れもの」(南青山3)では1月11日より「建築家の版画展」を開催する。古今の優れた建築家の中には熱心に版画を制作したひとたちがいた。革命期フランスの建築家、ルドゥーが発注者のいない自らの建築世界を版画によって永遠にとどめようとしたり、世界各地に優れた建築を残したル・コルビュジェも生涯絵筆を離すことはなかった。同展は、「優れた建築家=優れた画家である」という視点に基づいて、版画やドローイングの制作に情熱を注ぐ現代の建築家に注目するもので、ル・コルビュジェ、安藤忠雄、磯崎新、石山修武、マイケル・グレイヴスの5人が制作した版画作品を展示する。1月29日まで。ときの忘れもの