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表参道に体験型カフェ「SHOGUN」 地産品・和スイーツや伝統文化体験も

店舗外観

店舗外観

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 徳川家の「SHOGUN(将軍)」をテーマにした体験型カフェ「SHOGUN CAFE& EXPERIENCE」(渋谷区北青山3、TEL 03-6427-9275)が4月22日、表参道駅近くにオープンした。

居合い体験のイメージ

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 同店を経営する一般財団法人日本インキュベーションセンター(千代田区)は、これまで被災地を中心としたローカルビジネスの支援を展開。今回地域資源の活用・ネットワークの支援などを通じて観光資源や文化、芸術などを広め日本全国の経済発展につなげる事業の一環として出店した。約260年続いた江戸時代を「平和の時代」と位置付け、最高権力者だった「将軍」を象徴として捉えテーマに据えた。徳川宗家の第19代当主である徳川家広さんがエグゼクティブフェローを務める。

 地域のプロモーション活動の役割を担っていた「献上品」文化を着想減に、特産品を提供するなどして地域活性化の支援を図る「献上品プロジェクト」と、江戸時代の武家が学んだ武道や茶道などの伝統文化を次の時代につないでいく「伝統文化『未来創造』プロジェクト」を展開する。

 地域や伝統文化の情報発信拠点として機能させるため、「東京の観光の中心」であることなどから表参道エリアへ出店した。店舗面積は1階・2階の2フロア計約90坪。茶畑をイメージした植栽や、つくばい、和紙を使う照明、書道と絵をかけ合わせた「書道アート」で知られるアーティスト原愛梨さんのアートなどを装飾する。

 1階はカフェと物販エリアで、各地の特産品などの「食」を提供する。席数は40席。1~2カ月程度で変えていく予定の「献上品メニュー」第1弾は、家康が青年期を過ごした静岡・浜松の抹茶(薗田製茶、800円)と、スズキ果物農園のブラッドオレンジを皮ごと使ったマーマレードを餅と白あんに合わせる「柑橘(かんきつ)香るマーマレードもち」(880円)を提供。

 グランドメニューは、加賀棒ほうじ茶(800円)、宇治抹茶&豆乳ラテ(950円)、「さくら香る和紅茶」(750円)などのドリンク、丹波の黒豆のきなこと波照間島の黒蜜をかける「黒蜜きな粉 もち」(850円)、黒蜜きな粉・あんがらみ・みたらしの「甘味もち3種食べくらべ」(900円)、季節の練り切り(580円)、「いちご大福~ミルク白あん」(550円)などのスイーツをラインアップする。

 物販エリアでは、加賀友禅の手拭いや会津型でデザインをあしらったポーチ(各2,990円)、切子(3万3,000円~)などを販売する。

 2階は「伝統文化『未来創造』プロジェクト」のエリアで、「現代風にアレンジした」伝統文化の体験「『SHOGUN』の嗜(たしな)み体験」を提供。実技だけでなく「和の心に触れる」きっかけを目指すほか、担い手不足などの問題解決に向けた「現代型継承」の仕組化も進める。プランは、居合演武・能舞・着付け(装束)の「武・芸セット」と、書道・茶道・型染めの「芸術文化セット」(各90分、1人1万6,500円、予約制)で、体験メニューも順次増やす予定。講師は、武道と伝統芸能を組み合わせた武道芸術「武楽」の創始者である源光士郎さんが務める。

 営業時間は10時~19時。

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