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原宿にフリッツ専門店 京都の人気店が2号店、ステーキやクラフトビールも

提供するフリッツ(レギュラーサイズ)

提供するフリッツ(レギュラーサイズ)

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 ベルギーやフランスで食べられているフライドポテト「フリッツ」を専門に提供する「DE FRITES STAAN HARAJUKU(デ・フリッツ・スターン原宿)」が原宿にオープンして、4月15日で1カ月がたった。

テイクアウトのフリッツは本場同様、紙に巻いて提供

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 京都の繁華街・新京極に2023年9月、1号店を出店。フリッツとクラフトビールをメインに提供してきた京都店に対し、原宿店では、フランスの定番メニューとしてビストロなどで親しまれている「ステック&フリッツ(steak frites)」をメインに据え、サラダや新たに開発したオリジナルのクラフトビールも用意する。

 イベント運営などを手がけてきたサムライ・ハート(港区)初の飲食事業としてオープンした1号店は「行列が途切れず、テイクアウトとイートインがフル稼働して1日100キロ分のジャガイモを仕込むほど」と同社社長の南尚幸さん。

 南さんは15年ほど前にオランダやベルギーを旅する中で「フリッツ専門店に行列ができていたのが印象に残っていた」と言い、自身もフリッツの店を始めようと、初の出店場所は競合店が少なく、外国人観光客も日本人も集まりやすい京都を選んだ。フリッツは、冷凍のものではなく国産の旬のジャガイモのみを使い、「仕込みに3時間かけ、中はフワッと、外はカリッとなるように揚げる。でんぷんは揚げると茶色くなってしまうので、そうならないよう工夫した」とも。

 オープンキッチンには、現地で使われているものを日本仕様で再現したフライヤーを導入。「二度揚げ前にキッチンに積み上げてあるジャガイモも、ヨーロッパの店ではよく見られる光景」と言い、原宿店でも同様の器具でフリッツを揚げる。店舗デザインは京都店とはがらりと変え、「京都はオランダ、原宿はフランスがテーマ。デザイナーも含めスタッフで現地に出向いて本場の雰囲気を再現した」と、ポイントカラーにオレンジを使い、「シンプルで温かみもあるデザイン」に仕上げた。店舗面積は約12坪で、イートイン20席を用意する。

 フリッツは、レギュラー(1,500円)とスモール(1,100円)を用意。「海外からのお客さまは一人でレギュラーを食べる方もいる。日本の方は女性同士で1皿を分け合う方が多い」と言い、レギュラーでもボリューム感のある量で提供。1皿につき1種類付くディップは「自家製マヨネーズ」「マヨネーズ&ガーリック」「マヨネーズ&トマト」などをそろえる。有料で、ゴーダチーズ(350円)やマヨネーズ&トリュフ(200円)、ビーガンマヨネーズ(150円)なども。

 ステーキは和牛の赤身肉を使い、島根・熟豊ファームの「熟 JYUKU」(100グラム2,200円)と、神戸・うすなが牧場の「KOBE BEEF」(同3,500円)の2種類を提供。ステーキソースも本場・フランスのソースにこだわり、グリーンペッパー・バター・クリームの「ポワフル」と、ハーブ&スパイスやニンニクを利かせた「カフェドパリ」を用意する。

 2号店オープンに当たり開発したクラフトビール「POTEPOTE(ポテポテ)」(1,200円)は、新宿の醸造所「Y.Y.G.Brewery」とコラボ。フリッツ専門店らしく、醸造の過程でジャガイモも入れて、瓶のラベルにもジャガイモのイラストをあしらったという。ビールにはステーキのソースにも使っている10種類ほどのスパイスが入っている。

 客単価は昼・夜共に4,000円。テイクアウトの際は、ロゴ入りの厚紙を巻いたものに、フリッツを山盛りに入れて提供する。

 営業時間は12時~21時30分。

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