
アイスクリームチェーン「サーティワン アイスクリーム」の新デザイン店舗「サーティワン アイスクリーム 青山店」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6427-9231)が2月28日、表参道・青山通り沿いの「青山オーバルビル」にオープンした。経営はB-R サーティワン アイスクリーム(品川区)。
海外では「バスキン ロビンス」の名で知られる同ブランドは、義兄弟だった故アーヴィン・ロビンスさんが1945年に開業したアイスクリームショップと、バートン・バスキンが翌1946年に開業したアイスクリームショップを統合して誕生。2人の名前に由来する現在の店名では1953年から営業している。日本では1974(昭和49)年に目黒駅前に1号店を出店。日本では「バスキン ロビンス」では認知されにくいと判断し、31種類(実際には32種類)のフレーバーを提供していることなどから「サーティワン」のブランド名を付けた。昨年1月末時点で1300以上の販売拠点を展開している。
新デザイン店舗の出店は、客の「多様なニーズ」に応える店舗形態の検証の一環で、1月にオープンした立川高島屋S.C.店に次ぐ2店舗目となる。青山店は実験店舗となる。同エリアへの出店は初で、働いている人や来街者、学生など多様な人が訪れるとから展開を決めた。
店舗面積は31.19坪。席数は23席。ピンクとブルーのブランドカラーを取り入れつつ、木目の壁面や家具でアイスクリームの色を引き立たせるような「飾り気のない温かさ」を意識。フォトスポットにもなるネオンサインも装飾している。既存他店と大きく異なるのは、フレーバーショーケース。平面のショーケースにすることでフレーバーを見やすく、ガラスで遮られないでスタッフと客がコミュニケーションしやすくなるように設計している。
アイスは、16年連続1位のポップロックキャンディーを混ぜている「ポッピングシャワー」、2006(平成18)年にバレンタイン限定フレーバーとして登場したラズベリーとホワイトチョコの「ラブポーションサーティワン」、バニラとキャラメルの「キャラメルリボン」、1970年代後半にヒットしたという「チョコレートミント」など、21種類が定番。現在、期間限定フレーバーは、抹茶、フルーツ果肉、寒天風ゼリー、こしあんなどであんみつを表現した「ハイカラ抹茶あんみつ」、桜の葉を使う桜もち風味のフレーバー「さくら」、紅茶とミルクのフレーバーにイチゴを合わせる「ストロベリーロイヤルミルクティー」、フロマージュとキャラメル風味のフレーバーにカシスを合わせる「キャラメルフロマージュ」などを用意している。価格は、シングル=キッズ320円、レギュラー420円、ダブル=レギュラー420円、スモール510円、トリプルポップ=570円。
カフェ利用も想定。フルーツシロップ、炭酸水、凍らせたフルーツを組み合わせる「サーティワン リフレッシュ」(3種、各500円)、コーヒー(280円)、カフェラテ(350円)などのドリンクメニューも、新デザイン店舗限定で用意する。
営業時間は11時~21時。