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明治神宮外苑上空に220発の「防災花火」 震災追悼、防災意識啓発へ

上空に打ち上げられた「防災花火」

上空に打ち上げられた「防災花火」

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 東日本大震災から14 年を迎えた3月11日夜、被災者の追悼とともに防災意識の啓発を高めようと、明治神宮外苑で「防災花火」と名付けられた花火約220発が打ち上げられ、夜空を彩った。

イベントに登壇したゆうちゃみさん=神宮外苑上空に220発の「防災花火」

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 LINE ヤフーが主催し、明治神宮外苑のほか、都立駒場高校(目黒区)と川崎市河川敷の3カ所で打ち上げられた「防災花火」。打ち上げ会場はいずれも災害発生時の避難場所となっている場所で、避難場所の設置距離範囲と、打ち上げ花火がきれいに見える範囲の目安が共に約2キロ以内であることから企画された。

 明治神宮外苑の会場には、タレントゆうちゃみさん、国立研究開発法人防災科学技術研究所・総合防災情報センター長の臼田裕一郎さん、駒場高校の校長と生徒が登壇し、避難場所と避難所の違いなどについて、クイズを含むトークも展開。ACジャパンの防災対策CMにも出演するゆうちゃみさんは、普段から家族の分も合わせて食料や防寒具などを備蓄していると言い、クイズでは、避難所と避難場所についての違いや、家族との避難場所の共有、正しい避難行動などについてトーク。「自分を守るだけでなく、家族を守るために知っていた方がいい情報。勉強になった」とうなずいていた。

 ゆうちゃみさんは、打ち上げ予定時刻の19時になると、ステージ上でボタンに手をかけ、カウントダウン。花火は、避難場所をより多くの人に認知してもらおうと、避難場所のマークをモチーフにしたオリジナルデザインで打ち上げ。約8分間にわたり、2.5号玉のオリジナル花火20発を含む約220 発が外苑上空の空を彩った。

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