![「写真がいってかえってきた」より©2025 佐内正史](https://images.keizai.biz/shibukei/headline/1739511638_photo.jpg)
写真家・佐内正史さんの展覧会「展対照 第二部 | Tentaishow Part 2」が2月14日、代々木八幡「Vacant/Centre」(渋谷区元代々木町)で始まった。
佐内さんは1968(昭和43)年静岡生まれ。1997(平成9)年に写真集「生きている」(青幻舎刊)でデビューし、2003(平成15)年には写真集「MAP」(佐内正史写真事務所刊)で木村伊兵衛写真賞を受賞。2008(平成20)年に自主写真レーベル「対照」を立ち上げた。写真集や展示、ライブパフォーマンスに加え、ミュージシャン・曽我部恵一さんとのユニット「擬態屋」としての活動や、映画「i ai」の撮影を手がけるなど、多方面で活動している。
同スペースを運営するVACANT(同)は2012(平成24)年に、原宿に構えていたプロジェクトスペース「Vacant」で同レーベルの写真集の「解体を試みる」イベント「解対照」を開催して以降、佐内さんの活動を追ってきた。「展対照」は、佐内さんの出版物からセレクトした写真をVacantで展示するシリーズとして、昨年第1部を開催した。
第2部となる今回は、昨年刊行した写真集「写真がいってかえってきた」を中心に、「ARCA」(2008年)、「パイロン」(2011年)の中から選んだ作品を展示する。写真は佐内さんがアトリエで手焼きし、「展対照特注」の額装に収めて展示する。
開催時間は13時~18時。入場無料。火曜~木曜定休。3月10日まで。