![提供する本格的なチョコレート(写真=店内のショーケース)](https://images.keizai.biz/shibukei/headline/1739365366_photo.jpg)
ラボ用プラスチック製品メーカー「深江化成」(神戸市西区)の営業会社「ワトソン」(渋谷区代官山町)が経営するカフェ「WATSON CAFFE(ワトソンカッフェ)」(TEL 03-6820-3156)が代官山にオープンして、2月4日で1カ月がたった。
南千住にあったオフィスを同所に移転し、オフィスの半分にカフェを併設した。場所は八幡通りとキャッスルストリートを結ぶ坂道の中腹に立つビルの1階で、店舗面積は95平方メートル。ミーティングルームにもなる個室3部屋を含め、計48席を用意する。モノトーンを基調に淡い木目のインテリアなどを取り入れた内装で、レジ近くの壁にあるプラスチック製のロゴは、自社の3Dプリンターで作ったもの。
シンガポール発の高級ティーブランド「TWG Tea」やチョコレートメーカー「ゴディバ」などでシェフを務めた岡田政志さんを店長に起用し、岡田さんが一から手がけるチョコレートを提供する。同店のチョコレートについて、岡田さんは「日本の、東京の、ここでしかできないものを考えた。フランス産やイタリア産のピューレなど、世界標準で使われている冷凍のものを使わず、国産の生のフルーツから手作りしたソースやピューレを使う」と話す。海外から仕入れるナッツも、「自分のところでローストしたてのものを、石臼の機械でペーストするのがこだわり」とも。
定番のチョコレートは、「上に塩キャラメルの層、下にアーモンドとヘーゼルナッツ、ダークチョコレートで作ったペーストを2層にして入れている」(岡田さん)という「アーモンド&キャラメル」(1粒450円)や、京都の宇治抹茶に黒ごまのアクセントを利かせた「抹茶」、サクサクとした中東の菓子クナーファとピスタチオが「軽快な食感」だという「ドバイ」(以上、同460円)など。ユズやリンゴなど旬の国産果実を使った季節限定のチョコレートもそろえる。
「チョコレートに合う味を意識した」というドリンクは、コーヒー(ハンドドリップ1,000円、コールドブリュー850円)やカプチーノ、アールグレイ(以上900円)、抹茶ラテ(1,100円)などを提供する。
オープンから1カ月がたち、社員や取引先関係者に加え、近隣住民や近くで働く人の利用も多いという。本社のある神戸では、飲食事業として中華料理レストランを経営する同社。レストランではワインも扱っていることから、今後、同店でもワインを取り扱っていく予定。
営業時間は8時30分~20時。