ピンク色の巨大アートオブジェ「Mr.Pink（ミスターピンク）」が2月8日、MAGNET by SHIBUYA109屋上展望スペース「CROSSING VIEW & ROOFTOP LOUNGE MAG8」に設置され、渋谷駅前（スクランブル）交差点を見下ろす形で、訪れる人々の注目を集めている。

巨大アート「ミスターピンク」（画像）

　展示は、テクノロジーとアートを融合させたカルチャーイベント「DIG SHIBUYA2025」の出展コンテンツの一つ。ミスターピンクは、フランスの俳優、監督、シンガー・ソングライターで、ビジュアルアーティストとしても活躍するフィリップ・カトリーヌさんが手がけたキャラクター。テーマとする「ミニヨニズム」は、「かわいい」を意味するフランス語「ミニヨン」にイズムを加えたもので、日常に小さな笑いや楽しさをもたらすことを目的としている。昨年、カナダ・モントリオールでは街なかにミスターピンクを設置するアートウオークが行われ、話題を呼んだ。

　日本初上陸となる今回の展示は、カナダ・ケベックシティを拠点とする芸術団体「EXMURO」の協力を得て実現。スクランブル交差点を一望できる展望スペースに設置された高さ約3メートルのミスターピンクは、両手で柵を持ち、恐る恐る交差点を見下ろすようなかわいらしい後ろ姿で来場者を出迎える。来場者は、ミスターピンクと交差点を背景に写真撮影ができる。

　会場では、桜の花びらをフリーズドライにしたポップコーン（500円）や、桜の花びらのジュレを使ったソフトドリンク、アルコール類など、ピンクにちなんだ特別メニューを提供する。ドリンク1杯は展望スペースへの入場料（1,800円）に含まれる。

　入場時間は10時～22時。3月2日まで。