JR渋谷駅の「ハチ公改札」が1月26日に移設され、改札外の通路が一方通行になるなど、ハチ公口の動線が大きく変わった。
同改札ではこれまで、ハチ公前広場に面した出入り口と、駅の東西を結ぶ連絡通路に面した、交番近くの出入り口の2カ所を運用。今回の移設では既存の出入り口を廃止し、通路に面して新たに改札を設け、西側出入り口の横にあった地下へ通じる階段も併せて閉鎖した。
新改札は、これまでより宮益坂寄りに位置する。移設前は計17台あった自動改札が14台になった。改札に面し東西を結ぶた通路は中央に仕切りを設けて一方通行に。ハチ公広場と宮益坂(東口)方面それぞれの方面へと動線を分けて誘導する。
これにより、改札を出た乗客はいったんハチ公側に出ることになり、ハチ公側から改札を目指す人は、いったん通路を東口まで抜け、Uターンして改札に向かうことになる。電車に乗らない人は旧大山街道沿いのガード下の歩道を行き来する必要がある。
改札の移設は、利便性向上などを目的に2015(平成27)年から進められている駅改良工事の一環。