牛ブロックや厚切りのトンカツなどを挟むボリューム系サンドイッチが人気を集める広島発のサンドイッチ店「CHERMSIDE SANDWICH(チャームサイドサンドイッチ)」の都内初となる新店「チャームサイドサンドイッチ 原宿竹下通り店」(渋谷区神宮前1)が1月24日、原宿・竹下通りにオープンした。
広島市中心部からも近い段原1丁目エリアの住宅地の一角に2021年5月にオープン。それまで飲食プロデュースなどを手がけてきた松本拓也さんが店主として初めて独立開業し、バゲットを使ったサンドイッチからスタートした。ぎっしりと具材を詰め四角い立方体のように見えることから「ボックス」と名付けるボリューム系のサンドイッチは、「サンドイッチをエンタメ化したいと思った。僕自身が大食いなこともあり、『デカ盛り』なサンドイッチを開発した」と話す。
休日は「2時間待ちになることも多く、予約優先で『売り切れごめん』の状況が続いている」と、広島店が好調の中、今回都内に進出した。新店は、竹下通り沿いの商業ビルの2階にオープン。店舗面積は約20坪で、イートインも20席設けた。
店の看板メニューにもなっている「ミートBOX」(2,980円)は、「ステーキ2枚分」の牛肉300グラムを挟んだサンド。「さがり」と呼ばれる希少部位をブロックからさばき、硬い部位を手作業で取り除き「一番柔らかい状態で食べられる」と言うミディアムレアに焼き上げ、シャリアピンソースを絡めて、サンドする。6個分の卵を、チーズを入れてオムレツにして挟む「オムBOX」(2,500円)も人気メニュー。全てのサンドに皮付きポテト(200グラム)をセットで付け、ランチボックスに入れて提供する。
12月に発売した、国産豚背ロースを低温調理して作る厚さ5センチのカツサンドは「KATSU ~勝つ~ BOX」(2,980円)と名付け、受験生らの「ゲン担ぎとしてもおすすめ」と松本さん。ドリンクは、「レモンブルー」(612円)などのソーダや、ストロベリーやバナナなどのスムージー(702円)、ドリップコーヒー(621円)、瓶ビール(ハイネケン、702円)などをそろえる。
原宿店は12月にプレオープンし、「人通りも多く客層は幅広い。特に外国人客も多く夜も需要があり、ビールと合わせて注文も頂く」と手応えを明かす。「オーダーが入ってから一つずつ調理するレストランスタイルがコンセプト。お手洗いもあるので、ゆっくりしていただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~20時。