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渋谷スカイで企画展 障害ある作家ら描く「この世界の在り方」

会場の様子

会場の様子

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 企画展「『PARADISCAPE』」異彩を放つ作家たちが描くせかい」が1月16日、渋谷駅直結の「渋谷スク乱舞スクエア」(渋谷区渋谷2)の展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY」で始まった。

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 同所では、来場者に「まだ見ぬ世界への興味を抱かせ、想像力を育てる体験を提供すること」を目的に、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題してアーティストとコラボレーションした展覧会を2020年から年に2回開催している。8回目を迎える今回は、主に知的障害のある作家のアートデータのライセンスを管理し、ビジネス展開するヘラルボニー(盛岡市)による企画展となる。

 国内外の主に知的障害のある作家が独自の視点で「この世界の在り方」を描いた原画約50点などを展示。同シリーズでは毎回、「視点を拡げる」を共通テーマに参加アーティストが展望施設に来場・体験した際に感じたインスピレーションから制作した作品も展示している。

 会場は3つのテーマで構成。施設を訪れ同展のキービジュアルを手がけた鳥山シュウさん(やまなみ工房)の作品などを展開する「アーバンサファリ」、脳性まひと知的障害がある田崎飛鳥さん(崎は大が立)の作品などが並ぶ「群と移動」、ペンで紙全面に描く作品を手がける岩瀬俊一さん(やまなみ工房)の作品などを紹介する「境界のない世界」。

 鳥山さんは、同施設からの景色は「特別なものだった」と言い、「写真とは違う、ずっと遠くの空と街が自分の頭の中で空想とリアルでごちゃ混ぜになった。今を生きていることや言葉にできない思いを絵に込めた」とコメントを寄せる。

 開催時間は10時~22時30分。渋谷スカイの入場券(ウェブチケット=大人1,800円、当日窓口チケット=同2,000円ほか)で鑑賞できる。

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