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南青山にプラントベースカフェ「BROOKS GREENLIT CAFE」

商品をアピールする大泉寛太郎社長

商品をアピールする大泉寛太郎社長

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 植物由来の食材を使うカフェ「BROOKS GREENLIT CAFE」(港区南青山1)が12月25日、南青山にオープンした。経営は大泉工場(埼玉県)。

提供するフードやドリンクのイメージ

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 1917(大正6)年に鋳物メーカーとして創業した同社は、2008(平成20)年に同事業から撤退し、飲食事業は2010(平成22)年に開始。「まだ日本では根付いていない」プラントベースについて、カフェやコミュニティーを通じて「未来を考える」ことでマーケットをつくることを目指し、同カフェを出店した。同社が展開する現存する飲食店は3店舗目となる。

 同じビルの2階にあるコワーキングスペース「MIDORI.so」(MIRAI INSTITUTE)から誘いを受けたことを機に、公園に近い立地で「都会ながら自然を感じられる場所である」ことなどから出店を決めた。カフェとコワーキングスペースが連動した企画や、コワーキングスペースを活用したワークショップなど、連携企画も展開していく。

 店名の「BROOK」は小川を意味するほか、仲間などを意味する「BROther」と同社のスローガン「OKS=Oizumi Kojo creators Smile(地球を笑顔で満たす)」の頭文字を併せた「BROOKS」と、青信号・GOサインなどを意味する「GREENLIT」を組み合わせた。「GREENLIT」にはプラントベース(GREEN)を広めていく(LIT=輝くのスラング)という思いも込めている。

 「環境意識が高い」Z世代や、プラントベースなどに「感度の高い」30代以上の女性をターゲットに据える。店舗面積は約30坪。店舗は「プラントベースってかっこいい」という文化をつくりたいと、モノトーンを中心にクールなイメージに仕上げた。

 主力メニューは、サンドイッチ・サラダ(各1,280円)。代替ツナやアボカド、ビーガンマヨネーズなどを挟む「TUNACADO」、フムスやルッコラ、オリーブなどを挟みヨーグルトソースをかけてファラフェルをイメージした「FUMMS」、代替卵やキャロットラペ、キュウリなどを挟む「KNOT EGG」。それぞれ具材は同じで、サンドイッチは広尾のベーカリー「ブロッド」のパンで具材を挟み、サラダは野菜の量を増やして提供する。

 そのほか、グルテンフリーの原材料を使うアサイーボウル(1,550円)、タップでたるから提供する同社オリジナルの発酵微炭酸飲料「コンブチャ」(730円)、ケール・小松菜・レモン・ショウガなどの「DX GREEN」、ビーツ・リンゴなどの「RED BEAUTY」などを用意するコールドプレスジュース(890円)、マンゴ・レモン果汁・バジルなどの「CHICHUKAI LEMON」、チャコール・リンゴ・バナナなどの「CHARCOAL APPLE」など、オリジナルレシピのスムージー(980円)などもラインアップする。客単価は2,000円前後。

 大泉寛太郎社長は「我々は『すてきな環境を創造する』ことをテーマに活動している。地球環境に対してアクションしたいけどできない人も多いと思う。ここに来ていただいて、スタッフらとコミュニケーションを取って、アクションをやれるような仲間と気軽に集まれる場所になれば」と話す。

 営業時間は8時~21時。今月30日~1月6日は休み。

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